全身の健康につながるアーユルヴェーダ式デンタルケア

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歯は体の重要な一部です。食べたものを正しく噛むことは消化に欠かせません。アーユルヴェーダには、咀嚼の大切さを説いた「液体は食べ、個体は飲むべし」という言葉があります。

そのためには健康で丈夫な歯がなければなりません。歯が健康なら腸での消化が容易になります。食べ物の味を楽しむためにも歯が重要です。顔の若々しさを保つためにも歯の健康が欠かせません。

とくにコロナ時代の今は口のなかを清潔に保ち、細菌をコントロールすることがコロナ感染を防ぐ重要な方法だと言われています。

いくら歯のケアをしても、歯のトラブルを完全に避けることはできません。たいていの人は子供の時に歯の問題を経験します。主な原因の一つは正しくない食習慣にあります。砂糖や炭水化物の摂りすぎ、非常に熱いものと非常に冷たいものを同時に食べる、冷凍食品・揚げ物・スパイシーな食べ物の食べすぎなどは歯のトラブルを招きます。こうした食習慣を見直し、口腔ケアを徹底すると歯の病気を予防することができます。アーユルヴェーダにはシンプルだけれど効果の高い歯の健康法があります。

  • アーユルヴェーダでなくても常識ですが、毎食後に歯磨きをしましょう。最低1日2回。私が歯の定期検診に行っている歯医者は20分間の歯磨きを患者さんにアドバイスしています(私は夜だけ20分。長いですよ)。アーユルヴェーダの歯磨きパウダーが入手できればそれがいいです。
  • 朝起きてからいきなりコーヒーや紅茶を飲むと歯の問題を起こします。ピッタドーシャを増悪させる上、胃酸や便秘を引き起こす可能性があります。口腔内をきれいにして固形物を食べてからコーヒーや紅茶を飲みましょう。
  • 口腔内の清掃にはタングスクレーパーを使った舌掃除が欠かせません。朝と夜の2回がおススメです。
  • グラス一杯(250ml)の水に生はちみつ大さじ1を加えたハチミツウォーターを飲みます。朝のカフェイン飲料をこれに替えてもいいです。口腔内の病気の予防と治療に効果があります。
  • 毎食後の歯磨きがむずかしいとしても食後には水でうがいをしましょう。インド人の虫歯が少ないのは、食後のうがい効果ではないかと言われています。塩を一つまみ加えるともっと良し。水を口に含み、口のなかで水を回してから吐き出します。就寝前もお忘れなく。コロナの今は塩プラスターメリックパウダーがさらにいいです。
  • 岩塩(なければ海水塩)パウダー1gとマスタードオイル小さじ1を混ぜてペースト状にします。これで歯茎をやさしくマッサージします。血が出ても心配いりません。歯槽膿漏、歯茎のはれ、歯茎の出血を改善します。歯茎を強くし、殺菌作用があります。マッサージの時間は問いません。
  • 上記のレメディーの塩の代わりにターメリックパウダー1gを使うと、歯痛、虫歯、歯の知覚過敏、歯茎の出血を緩和します。
  • 食後にクローブを1個ゆっくり噛むと、歯と歯茎を強くします。これは口腔内の細菌をコントロールする方法として、コロナ時代には必要なレメディーだとドクター・パルタップは言っています。
  • 非常に熱いものと非常に冷たいものを同時に摂らないこと。アイスクリームを食べながらコーヒーを飲むというのはNGです。
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