「ウィルスから身を守るためには気持ちをポジティブにしよう」は本当だった

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連日、気分が重くなるニュースが続いています。しかも、いつ終わるかわからない不透明感と不安感。この先が見えない不安感が気分を重くしています。

アーユルヴェーダ医師たちは、感染症(新型コロナウィルス感染症もその一つ)から身を守る方法の一つとして免疫力の強化を挙げています。たしかに、新型コロナウィルス感染症では免疫力の低い高齢者が重症化しやすくなっています。ウィルスの種類によっては、免疫力の低い幼児をターゲットにするものもあります。

だからアーユルヴェーダ医師たちは免疫力の強化を重視しているのです(現代医学の医師たちも同様)。加えて、感染症から身を守る方法として気持ちをポジティブにすることも挙げています。感情がポジティブになると細菌やウィルスに感染しにくくなるの?これは本当なのでしょうか?

そう思っていたら、緩和ケアの西智弘医師が「風邪ウィルスと感情」についての研究を教えてくれました。これオドロキの研究です。ボランティアをポジティブな感情をもつグループとネガティブな感情をもつグループに分け、体内にわざと風邪ウィルスを入れて発症するかどうかを調べる実験です。2003年の研究です。こんな研究が許されていたのですね。

この研究の結果、ポジティブな感情(幸福感、喜び、リラックス感)をもつ人は風邪に罹りにくいことが明らかになりました。一方、ネガティブな感情(不安感、嫌悪感、抑うつ感)と風邪の罹りやすさとの間には明確な連動性はみられませんでした。しかし、ネガティブな感情をもっている人は不定愁訴になりやすいことが明らかになりました。

この研究結果はこちら。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12883117

ドクター・パルタップも「ウィルスから身を守るためには気持ちをポジティブにしよう」と言っています。これは本当だったのですね。いまの状況下では、少し咳をしただけで心配になりますし、喉が少し痒くなるだけでも不安になります。そうしたネガティブな感情はよくないのです。「私は免疫力が強いのでコロナは寄ってこない!」というポジティブな気持ちが大切でしょう。もちろん、注意を払って手洗い、うがい、マスク着用を実行することが基本中の基本です。そのうえでしっかり睡眠をとる、オジャスを高める食事をする、呼吸法やヨガをする、笑うなどの行いも大切です。地に足がついたポジティブな感情が必要なようです。

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