当校の「チャラカ・サンヒターを読む会」で講師を務めていただいている加藤幸雄先生がフェイスブックに「同感!」と手のひらをポンと叩きたくなるような記事を投稿されていました。
感染した方々の年齢や地域は発表されますが、当然のことながら、発症した人たちの食生活や生活習慣については、何もわかりません。規則正しい就寝と起床、消化しやすく滋養のある食事を適量、時間的に規則正しく食べること。気持ちよく体力の半分程度身体を動かし、ちゃんと呼吸して、よく笑うこと!たぶんそれができたら、エタノールなんかで皮膚を乾燥させて皮膚からの感染リスクを高めるよりも、安全で安上がりな対策になると思います。
まったく同感です。マスクは自分がウイルスをまき散らすのを防ぐためのものであって、自分が感染するのを防ぐことはできないのだそうです。(マスクは唾液の飛沫をブロックしてくれるでしょうから、マスクをしないより、したほうがいいとは思います)だとするなら、自分のオジャス(免疫力)を高めるしかありません。加藤先生の「ちゃんと呼吸して、よく笑うこと!」がポイントですね。
先日、ドクター・パルタップと電話で日本のコロナ状況について話しました。あんな大きな国で今のところ3人の感染者にとどまっているので、インドはのんびりしたものだそうです。会話が終わって電話を切ろうとしたとき、ドクター・パルタップは言いました。
「マハーマントラのチャンティングをして乗り切って」
ここでマハーマントラが出るとは思いませんでした。マハーマントラは数あるマントラのなかで最も偉大なマントラを言われ、クリシュナ、ラーマ、ハレの3つの言葉を繰り返し唱えます。なぜドクター・パルタップはコロナ感染の話をしているときにマハーマントラのことを言い出したのかと考えました。
マントラの波動はスピリチュアルなエネルギーを活性化すると考えられています。アーユルヴェーダの土台を成すヴァータ哲学では「人間の本質はエネルギー」であると考えています。人間の本質は、いつかは必ず朽ちる肉体ではないのですね。量子力学は「生命の本質はエネルギー」であることを見抜いています。マントラの波動は生命の本質であるエネルギーを高めてくれます。エネルギーが強まれば、自然にオジャスが高まり、免疫力が高まります。免疫力が高まれば、感染症を回避できるかもしれません。だからドクター・パルタップは、マントラの中で最もパワフルと言われるマハーマントラのことを言ったのでしょう。
加藤先生がおっしゃった「ちゃんと呼吸して、よく笑うこと!」もエネルギーを高める方法なのです。笑いの波動がエネルギーを高めるのです。この世のすべては波動から成り立っています。自分の波動が整っているなら、好ましくないものから自分を守るパワーも強まるでしょう。
3月12日は「キルタンナイト」が開催されます。マハーマントラを唱えてエネルギーとオジャスを高めましょう。