新年明けましておめでとうございます。 「人間万事塞翁が馬」とはよく言ったものです。 「人間万事塞翁が馬」とは「人生の幸不幸は予測できないもの」という意味です。 元旦は温泉でゆったりと過ごし、いい気分で2日目の朝を迎えました。 立ったままお茶を入れようとしていたら、突然、腰がグキッ。 何もしていないのに軽いギックリ腰になりました。 軽いので歩いたり普通の作業はできますが、歩き始めるときに痛みが来ます。 ヨガもできません。 ヴェーダ哲学でも「よいことと悪いことは表裏一体」と言われますが、人間万事塞翁が馬にナットク。
今日は腰に、痛みをとるペインカームオイルを朝と夕方の2回塗りました。 よほど腰が乾燥していたのでしょう。 1回目はオイルが完全に吸収されて、マッサージ後、オイルを布でふき取っても、オイルは布にまったくつきませんでした。 2回目はオイルを布でふきとると、布にオイルはちゃんとつきました。 腰の乾燥が軽いギックリ腰の原因だったかもしれません。 ヴァータですね。
さて、本題。 アーユルヴェーダは世界レベルで広がっています。 イギリスでは議会が超党派でアーユルヴェーダイベントを開催するようです。 イギリスはインド系市民がたくさんいるので、議会がアーユルヴェーダイベントを開催しやすいという事情はあることはあります。 実際、イギリスの医療保険制度であるNHSは、アーユルヴェーダを含む代替医療を勧めています。 アメリカも同じことが言えます。 アメリカでもアーユルヴェーダが急速に普及していますが、インド系市民が増えていることと関係していると考えられます。
翻って、日本でのアーユルヴェーダ普及はまだまだです。 イギリスやアメリカと人口構成が異なるからと言ってしまえばそれまでです。 病気を予防する上でのアーユルヴェーダの効果を無視するのはもったいなさすぎます。 メンタル不調に苦しむ若者はたくさんいます。 人口動態からいって、更年期の不調に悩む人もたくさんいます。 がんや認知症患者の増加は大きな問題です。 現代医学と合わせて、アーユルヴェーダのメリットを活用すべきだと思います。
最近は現代医学以外の医療を批判する風潮が顕著ですが、現代医学は万能ではないことを理解すべきでしょう。 産業界では、日本の企業はアジアの企業にさえ遅れをとっています。 過去の成功体験が新しいものを取り入れる意欲を削いでいるのですね。 同じことがヘルスケアでも言えるような気がします。 行政の政策立案者がもっと世界に目を向ければ、ヘルスケアの選択肢はかなり広くなるでしょう。
アーユルヴェーダにかかわる皆さんたちと力を合われば、国や行政を動かしていけるに違いありません。 そんなことを思う新年です。
今年もジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダをよろしくお願いします。