現代医療の中心は投薬や手術だと思います(私の印象です)。
糖尿病や高血圧は食事の改善も加わりますが、一部の病気に限られている印象です。
現代医療に慣れ親しんでいる患者さん達は「病気は医者が治してくれるもの」と思っています。
だから投薬や手術に頼っています。「病気は自分が治すもの」という概念はあまりありません。
それに対して、アーユルヴェーダをはじめとする伝統医学は「病気は自分が治すもの」なのです。
アーユルヴェーダの場合、毎日の食事や生活習慣が病気を引き起こしていると考えるので、治療の第一歩は食事と生活習慣の改善にあります。
食べ物は「アハーラ」
生活習慣・行いは「ヴィハーラ」
といいます。
未病(健康と病気の中間)の初期にはアハーラとヴィハーラの改善で治ります。
「最近、胃酸がでるな」と感じる段階では、辛いもの、酸っぱいもの、脂っこいものを控えると治ります⇒アハーラ
胃酸が上がる原因として、夕食後にソファの上でうたた寝をすることだと気がつけば、うたた寝を避ければよいのです⇒ヴィハーラ
しかし、未病の状態を放置しておくと、症状はだんだん悪化します。
胃酸に加えて、胸の上部に圧迫感を感じるようになるかもしれません。
逆流性食道炎の症状かもしれませんね。
そうなったら、アハーラとヴィハーラでは十分ではなく、生薬の投与が必要になるでしょう。
生薬の投与を「オーシャダ」といいます。
だから、アーユルヴェーダの病気治療は「アハーラ、ヴィハーラ、オーシャダ」によると言われています。
しかし、増悪したドーシャがほかの場所に勢力拡大する段階になると、パンチャカルマの力を借りる必要もあります。
パンチャカルマによって増悪したドーシャやアーマ(体内毒素)を排出し、きれいになった体をアハーラとラサ―ヤナによってキラキラに若返らせるのです。
こうした治療法に瞑想やプラーナヤーマ(呼吸法)を加えると、心を整え、アートマ(魂)をエネルギーで満たすことができるので完璧!
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