人間の生命は、身体、心、感覚器官、アートマ(魂、意識、エネルギー)から成り立っています。
先日の記事にも書きましたが、私たちはしばしば感覚器官に支配されます。
心(マナス)は感覚器官の親分的な存在であり、感覚器官に対して悪さを指示したりします。
人間の生命を構成する上記4つの要素のうち、身体、心(マナス)、アートマを「トリスタンバ」といいます。人間を構成する基本の3本柱ですね。
「3」は最も安定する数字です。だから、ドーシャも3つ、トリグナも3つです。
人間を構成する基本柱も3つです。
この3つの柱が整っていてバランスがとれていれば、健康が維持されると言われています。
「トリスタンバ」を支えている補助柱があります。それを「ウパスタンバ」といいます。
●身体を支える補助柱-食べ物
●心を支える補助柱-睡眠
●アートマを支える補助柱-ブランマチャリヤ(コントロールされた性生活)
日々の生活の中で「ウパスタンバ」をケアすれば、「トリスタンバ」が整うのです。
とは言っても、ブランマチャリヤはきわめて個人的な行動なので、本人の心がけによるしかありません。だからこれは脇に置きます(笑)。
アーユルヴェーダにかかわっている人達が一緒に提案・提言できることは、身体を支える食べ物と心を支える睡眠です。
日本はこのどちらも問題アリです。
日本は添加物・農薬大国です。しかも、伝統的な食事が崩れています。
睡眠時間はOECD加盟国で最も短いのが日本です。
睡眠は脳の疲れをとるだけでなく、脳内の毒素を排出する大切なシステムです。免疫にも影響します。
アーユルヴェーダにかかわる人たちは、みんなで協力して食事と睡眠に関する啓蒙活動をしてはいかがでしょうか。
★ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクール
★Swastha Program~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合
★Jiva®マルマ・ハンドトリートメント講座