食べ物の2次代謝産物が健康のカギを握る

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内科医であり漢方医である関隆志先生と、食べ物を科学的に分析・研究している吉田かおるさんとで「アーユルヴェーダ食研究会」を結成しています。

名前は仰々しいですが、オンラインでおしゃべりをしています。

おしゃべりと言っても、お二人とも学者さんですから、毎回学ぶことばかりです。

吉田さんは「2次代謝産物が健康のカギを握る」と言っています。

2次代謝とは・・・

「生物の体内で酵素や補酵素の作用により物質を合成するときの化学反応を代謝といい、その中ですべての生物に含まれることはなく、生物の共通の生命現象に直接関与しない物質を生合成する代謝を二次代謝といい、できた天然物を二次代謝産物(secondary metabolites)という。」(日本薬学会)

ということです。

1次代謝産物は3大栄養素、つまり炭水化物、タンパク質、脂質です。

「生物の共通の生命現象に直接関与しない物質」である2次代謝産物が実は大切なのです。

代表的な2次代謝産物の一つはポリフェノールです。

ポリフェノールは、リンゴやブドウ、ベリー類、タマネギ、セロリ、ナス、大豆、クルミ、ピーナッツなど、いろいろな食べ物に含まれています。

リンゴポリフェノールは、遺伝子発現や内分泌系への影響なども明らかになってきました。

スパイスにもポリフェノールが含まれています。

最近の研究によると、複数のスパイスを組み合わせて食事に取り入れると、腸内細菌叢が短期間で変化することが明らかになりました。

スパイスの組み合わせによって影響ぐあいが異なるのかもしれませんね。

将来的にはクスリを使わなくても、食べ物で病気が治るかもしれません。

写真は当校アーユルヴェディック栄養学コースの授業でつくった料理です。

リンゴをギーで焼いたデザートや、ごぼうをマスタードシードやフェヌグリークで炒め蒸しにしたレシピも含まれています。

リンゴにもごぼうにもポリフェノールが含まれています。

まさに「医食同源」であり「カリナリーメディスン」です。

★ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクール

★Swastha Program~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合

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