インド・ジヴァグラムのダイニングルームの料理はいままでも美味でしたが、10月に行ってみるとますます美味しくなっていました。
毎食が楽しみでした。アーユルヴェーダ料理なのでサトヴィックです。
サトヴィックな料理は五葷(ネギ、ニンニク、アサツキ、ラッキョウ、ニラ)を使いません。ベジタリアンであることは言わずもがなですが、インドの食事は乳製品を使うのでビーガンではありません。
ジヴァグラムのランチにはデザートもついています。
ザクロのデザートは美味しかった!ザクロは女性ホルモンを整えますね。
アーユルヴェーダの古典書には「ヴィルッダ・アハラ」が述べられています。
「ヴィルッダ・アハラ」は悪い食べ合わせ、悪い食べ方のことです。
たとえば、アーユルヴェーダでは「料理を再加熱してはいけない」と言われています。
なぜ?
インドの料理はたいていオイルを使っているので、出来上がった料理を再加熱すると、オイルが酸化しフリーラジカルを発生させるからです。
また、高温調理は食べ物の質を変質させると言われています。この事象を「Samskara Viruddha」といいます。
たとえば、高温での揚げ物は体に炎症をもたらし、慢性病を引き起こすと言われています。だからドクター・パルタップはどの患者さんにも「揚げ物はダメ」と言います。
(その割にインド人はパコラやパコラが好きですけどね)
タンパク質と糖分を“水なしで”調理すると終末糖化産物(AGE)が体内にでき、これが老化を早め、動脈硬化、骨粗しょう症、アルツハイマー病などを引き起こすとされています。
肉類などのタンパク質と糖質を含む食品を揚げたり炒めたりすると高温になり、AGEをつくってしますのです。
古代のアーユルヴェーダ賢者たちはどうして「ヴィルッダアハラ」を知っていたのでしょうか?
インドの料理の中心はサブジ。野菜をスパイスと水で煮たものです。水で煮るのでAGEが発生しにくい調理法です。
写真はジヴァグラムでのパラタとザクロのデザートです。
パラタはチャパティの中に具材を入れてギーで焼いたもの。ギーは発煙点が高いので、比較的酸化しにくい脂質です。
★Dr.パルタップ・チョハン・ウェビナー★病気予防と健康アップのためのアーユルヴェーダ食ルール(12/2, 12/9)
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