ヴァータ不調にはカルナプルナを施してみてはいかが?

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アーユルヴェーダには「ドーシャ」という概念があります。

「体を汚染するもの。これ単独で病気の原因になるもの」という意味です。

ドーシャの一つに「ヴァータ」があります。ヴァータは風の質をもっています。

風ってどんな質?

風は動くし(動かない風はない)、冷たいし、乾燥しているし(風が吹いている方が洗濯物は早く乾く)、軽いし、粗い質です。

ヴァータは大腸から下と神経系に多く存在しています。

神経系中のヴァータが増えると、眠りが浅くなったり、不安感が強まったり、耳鳴りがしたりします。ヴァータの風の質が悪さをするのです。

ヴァータが増悪すると耳鳴りや突発性難聴になるリスクが高まるのは、ヴァータと聴覚が関係しているからです。

聴覚ケアにはオイルがとても効果があります。オイルは風を鎮めるからです。

どうやって?

カルナプルナです。カルナプルナは耳の中に温かいごま油ベースのオイルを入れる療法です。

ヘッドマッサージをして、耳たぶもマッサージして、耳を温めから(ホットタオルを耳たぶにあてがってもいいですし、スチーマーの湯気をあててもよし)、耳のなかに温めたオイルをたっぷり入れます。

ベッドに仰向けに寝て、頭だけ左右に傾けてからオイルを入れます。

耳のなかはデリケートなのでオイルを温めすぎないでくださいね。必ず温度を確認してください。

4-5分経ったらオイルを耳から流し出してください。耳を下に向けるとスルーッとオイルは出てきます。

最後に、首とデコルテをマッサージするとさらに気持ちがいい!

現代医学では耳鳴りは治す方法がないと言われていますが、脳に病気がない普通の耳鳴りであれば治る確率は高いです。私の家族も治りましたよ。

注意点があります。鼓膜が破れている場合にはカルナプルナは禁忌です。

カルナプルナによって鼓膜が破れる可能性がないとは言えません(と耳鼻科のお医者さんが言っていました)。いままでに破れた事例があったのかどうかわかりません。

脳神経が疲れているときのカルナプルナはとても気持ちがいいです。シローダーラと同様、脳神経が落ち着きます。

ある女優さんがガン治療の後遺症で耳鳴りがするようになったが、治療の後遺症なので治らないと医者から言われたとか。

耳自体に問題がなければ、カルナプルナを施してみる価値はあると思います。

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