アーユルヴェーダは昔から毎日の養生法を提唱しています。養生法をいうと大げさに聞こえるかもしれません。毎日のルーティンと言った方がいいもかもしれません。
毎日のルーティンを「ディナチャリヤ」といいます。
毎日のルーティンを継続すれば病気にならず、健康を保てると言われています。
日の出前90分の間に起床して、歯を磨き、顔を洗い、水を飲んでトイレに行き、ヨガをして、ボディーマッサージをして、瞑想をして、きれいな服を着て、朝食!
という結構時間のかかるルーティンです。
古代の人は寝るのが早かったので自然と日の出前に目が覚めたでしょうし、農作業に行く前に時間がたっぷりあったでしょうから、ディナチャリヤの励行は苦ではなかったのかもしれません。
しかし、現代人の朝は忙しい。
働くママの朝は戦闘モード。子供の支度をさせて、朝食をつくり、自分の通勤の支度もしなければならない。
自分が落ち着いて朝食を食べる時間がなく、キッチン仕事をしながら立ったまま何かを食べる。これが多くの働くママの実態です。
だから、働くママの多くはヴァータが乱れています。
こうした現代人の実態を覆すべく、ディナチャリヤのオイルケアを21日間続けた生徒さんが当校にいます。
毎朝、なにをしたか?
アビヤンガ
ヘッドマッサージ
カルナプルナ(耳オイル)
ナスヤ(鼻オイル)
ガンドゥーシャ(オイルうがい)
21日間続けると、それまで20年来続いていた頑固な便秘と不眠が解消したのだそうです。
それ以外の不調もなくなったのだとか。
この体験をまわりの人たちにも伝え、「絶対オイルケアを21日間続けてみて。体調不良が治るから!」と声を大にして勧めているのだそうです。
いまのところ、実行してくれた人はいないのだとか。
「早速ごま油を買うわ」という人はいるものの、「やってみた?」と聞くと、「やってない」という答えが返ってくるのだとか。
日本は皆保険で安い費用で病院にアクセスできるし、薬局でも簡単にクスリにアクセスできます。
だから、決意と意志力を必要とするディナチャリヤの励行は簡単ではないのかもしれません。
ディナチャリヤ励行の結果を体験すると、やめられなくなるのですけどね。
負担感なくディナチャリヤを実行できる妙案はないものでしょうか。
自分に必要としているものから始めるのがいいと思います。
写真は、ディナチャリヤ愛が凄すぎて手ぬぐいを作ってしまった成川希先生(産婦人科医)の「ディナチャリヤ手ぬぐい」です。
食事の写真は、当校ベーシックコースのランチ。小澤一美さんが作ってくれています。
どれも美味しかったですが、ピーマンのコリアンダーシード含め煮が気に入りました。
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