7月は旧知の方々と再会した月でした。20年ぶりの人とも旧交をあたためることができましたし、昨夜は旧交をあたためたわけではありませんが、美味しい和食を堪能しました。
昨夜の美食会に続いて、今日は旧知の学者さんである吉田かおるさんとランチ。ソニーコンピュータサイエンス研究所で、植物とか環境とか作物がどういう状況でどういう植生になるかを、工学の技術を活用して研究していた学者さんです。
この方は中国薬膳やアーユルヴェーダにも造詣が深く、当校ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダでアーユルヴェーダを学びました。
なぜこの方とお話したいと思ったかというと、アーユルヴェーダ食養生を具体化したいとかねがね思っていたからです。
中国薬膳は体系化されています。国家をあげて力を入れており、世界にも普及しています。
アーユルヴェーダも食に関するルールはたくさんあるのですが、食養生の点で今一つ明確さに欠けていると私は思っていました。
そこで、吉田かおるさんから中国薬膳の体系を伺いたいと思ったのです。
吉田さんは工学技法に基づいてコンピューターを用いて植物の成分分析を行っており、彼女のお話はくちゃくちゃ面白いのです。
「プラーナ(氣)」にの分析も面白い!
私は、アーユルヴェーダ食養生はインド料理ではなく、ユニバーサルなものだと考えています。和食でも、イタリアンでも、中華料理でも。
日本人が普段の食生活において毎日インド料理を食べるのはヘンですよね。日本人には日本人のアーユルヴェーダ食養生があるはずです。
吉田さんという学者さんから学べることはたくさんありすぎて、今日伺った話は、本でいえば「はじめに」にしかすぎません。
中国薬膳はなぜ体系化し、世界にも普及しているのかを聞いてみました。
吉田さんによると、毛沢東前は中国の食養生は廃れていたのだそうです。毛沢東が率いる中国共産党が中国大陸を治めるようになってから、毛沢東が伝統的な中国食養生を復活させたのだとか。
それ以前の中国では、日本が伝統的な日本食文化を軽視したのと同じことが起きていたのですね。
私のアーユルヴェーダ食養生具体化作戦の先は長いなぁ~。
★インド・ジヴァグラムでアーユルヴェーダを学び体験する(10/21ー10/28)
★Swastha Program~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合
★ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクール