ポジティブヘルスの土台にアーユルヴェーダがある

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WHOは健康の定義を掲げています。

「健康とは、身体的、精神的、社会的にすべてが完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」

ここに「霊的」という言葉を入れるべきか否かが理論されたそうですが、いまのところ入っていません。

アーユルヴェーダは健康について、

「3つのドーシャがすべてバランスがとれ、7つのダートゥがすべてバランスがとれた状態にあり、13種類の消化の火(アグニ)がすべてバランスのとれた状態で機能し、排泄機能もすべて正常に働き、感覚器官も正しく働き、心と魂が幸福な状態にあることを健康と呼ぶ」と定義しています。

この定義は現代人にとってはかなりハードルが高いと私は思っています。肩こりも手足の冷えもなく、心はいつも穏やかかつルンルンしていて、アートマ(魂)も充足している・・・

そんな人がいったいどのくらいいるのでしょうか。

一方、身体的には不調を抱えながらも、心はいつも穏やかで笑顔を絶やさない人はいます。そういう人を「不健康」と断定できるでしょうか。WHOの健康定義からすると「健康ではない人」に分類されるのでしょうが、ちょっと違いますよね。

オランダの医師が「ポジティブヘルス」という概念を提唱しました。

「社会的、身体的、感情的な問題に直面した時に適応し、本人主導で管理する能力を健康という」と定義しています。

完全なる健康状態でなくても、社会的、身体的、感情的な問題に直面した時に自分で管理できる能力をもっている人は健康な人である、と言っているのです。

納得です。

当校の生徒さんの中にも、深刻な病気をもっていても明るく人々を引きつける人がいます。とても「不健康」とは言えません。

アーユルヴェーダはポジティブヘルスの土台にふさわしいと思います。アーユルヴェーダの健康定義はかなりハードルが高いとは思いますが、一方、人間の本質は体ではなく魂(アートマ)である、とも言っています。心がサットヴァであれば、社会的、身体的、感情的な問題に直面した時に自分で管理することができる人になれるのです。

アーユルヴェーダは、その管理方法を教えてくれます。「ポジティブヘルスの土台にアーユルヴェーダあり!」です。

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