アーユルヴェーダでは知覚器官はとても大切な役割を果たしています。
知覚器官は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚ですね。外界と体をつなぐ役割を担っています。
知覚器官(五感)から入ってくる情報は食べ物だとアーユルヴェーダはとらえています。サトヴィックな情報は体と心をいつくしむ一方、ネガティブな情報は体と心を傷づけます。
アーユルヴェーダは病気の根本原因として主に次の3つを挙げています。
- 知性の間違った使い方(プラッギャーパラーダ)
- 感覚器官の間違った使い方
- 季節(時)の要因
2.の「感覚器官の間違った使い方」には3つあります。
1)感覚器官の使い過ぎ
2)感覚器官の使わな過ぎ
3)間違った対象物との接触
私たちはこうした誤りをつねに犯しているようです。私の場合は視覚の使いすぎです。 パソコンで仕事をする時間が多く、スマホも見過ぎです。
「間違った対象物との接触」には気をつけています。あまりにもタマシックなニュースは見ないようにしています。
心を過度に興奮させるのも知覚器官から入ってくる情報です。アーユルヴェーダは、知覚器官をきれいにすればきれいな情報が入ってきて、心を静かにしてくれると言っています。
知覚器官をきれいにしましょう。
▶視覚
朝の洗顔のときに目を洗いましょう。きれいな水で洗ってもいいですし、ローズウォーターを使うとなおいいです。
ろうそくの炎をぼんやりとみつめる「トラタカ瞑想」も目を浄化してくれます。
▶聴覚
耳の穴にごま油を1-2滴入れます。小指にオイルをつけて耳の穴に塗るのでもいいですし、オイルに浸したコットンを耳の穴に入れてもいいです。10分くらい入れておくといいでしょう。
▶嗅覚
鼻の穴にごま油を1-2滴入れます。入れたら吸い上げてくださいね。
▶味覚
タングスクレーパーで舌をきれいにしましょう。朝と夜の歯磨きのときに行うといいです。
▶触覚
週に2回オイルで体全体をマッサージしましょう。アビヤンガです。セルフアビヤンガは少量のオイルで十分。太白ごま油でもいいですし、あれば薬用オイルでもいいです。オイルは必ず湯煎して温めてから使います。
知覚器官を健康にすると体と心全体が健康になります。アンチエイジング効果もあります。
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