人間の体にはいろいろな筋肉があります。人間の筋肉は全部で640個あるそうです。
そのなかで最も小さい筋肉はなんだと思いますか。
知らないですよね。私も知りませんでした。とういうか、考えたこともありませんでした。
6月11日に行われた国際ヨガDAY関東@日光東照宮での北西剛先生の講座によりますと、最も小さい筋肉は「アブミ骨筋 」だそうです。
北西剛先生は耳鼻咽喉科のお医者さんで、日本アーユルヴェーダ学会の理事長さんです。
アブミ骨筋は中耳内にあり、サイズは2-3ミリ。
大きな音で耳がダメージを受けないように、聴覚で受ける音を小さく制御する働きをしているのだそうです。
へえ~、初めて知りました。
この極小「 アブミ骨筋 」を鍛えるためにどうすればよいか?
北西先生によると、ハミングするのがよいそうです。これが「 アブミ骨筋 」の筋トレになるのです。
聴覚は大事です。最近では、聴力が低下すると認知症になりやすいといわれています。
胎児の感覚器官の形成において最も早く形成されるのは聴覚だと、ある本で知りました。音を察知することは動物の生命保持において最も大切なのかもしれません。
人間が死んだときに、心臓が止まったからといってすべての細胞が一斉に働きを止めるわけではありません。感覚器官のなかで最後まで生きているのは聴覚細胞だそうです。
だからチベットでは、僧侶が臨終の時から49日間、読経を続けるのです。聴覚が最後まで働いているからです。
アーユルヴェーダは、人間を構成するものとして、体、心、アートマ(魂)、そして感覚器官を挙げています。
感覚器官がきれいであれば、きれいな情報が入ってくるといわれています。
聴覚(ほかの感覚器官も)を大事にしましょう。
先に、「 アブミ骨筋 」を鍛えるためにはハミングがいいと書きましたが、具体的な方法としては「ブラーマリ・プラーナヤーマ」をするのがいいですね。
指で耳栓して「ブ~~~」とハミングするプラーナヤーマです。思いっきり「アブミ骨 筋 」を筋トレしてください。
それから耳の穴にオイルを入れるカルナプルナもお忘れなく。
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