ジヴァグラムはアーユルヴェーダの世界観を具現化した場所

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ジヴァ・アーユルヴェーダが運営している治療施設でありウェルビーイング施設である「Jivagramジヴァグラム」にはコロナ前に2度行きましたが、3年ぶりに行ってみると、そこは『チャラカ・サンヒター』が説くアーユルヴェーダの世界観を具現化したようなところになっていました。

要するに、治療施設として、またウェルビーイング施設として、さらにパワーアップしていました。

歩けないほど重い疾患を抱えている人も滞在していますし、私のように自分メンテナンスのために滞在している人もいます。

ある女性は家族と一緒に来ていて、最初は元気がよかったのですが、そのうち元気がなくなってきた様子。どうしたのかと心配していたら、ヴァマナ(催吐療法)のために毎日ギーを飲んでいて、そのため胃がムカムカするとのこと。「それはご愁傷様」と言うしかありませんでした。

いろいろな人が滞在していて、食堂では楽しい会話が弾みました。

アーユルヴェーダは何といっても食事が大事です。

ジヴァグラムの食事はアーユルヴェディックなインド料理です。インドレストランの料理とはまったく違う料理です。もちろんベジタリアン。ギーはたっぷり使われていますが、消化に軽い。チャパティも美味しい!

消化に軽いものを早い時間に食べて、早起きするので、起きたらすぐにトイレタイムです。アーユルヴェーダは、朝食の前にトイレに行くべしと言っていますが、消化に軽いものを早い時間に食べて早起きすれば、自然に朝食の前にトイレに行きたくなるのが人間の体なのですね。ディナチャリヤのキモです。

朝7時半から30分間、ホーマが行われます。火に供物を捧げることで困難を消滅させる儀式です。祈祷師がマントラを唱え、参加者はカウダング(牛のフン)とギーを捧げます。これがいいのですよ。心のケガレが火によって昇華するような感じがしました。これ、かなりよかったです。

8時からはヨガタイムです。これぞ伝統インドヨガ!といえる基本的なアーサナを行います。シンプルだけれど体が伸びて気持ちがいい!ヨガは午後にも開催されているし、個人レッスンも行われています。ヨガは必須ですね。

そして朝食です。おなかはペコペコ。ヨガをしたあとの朝食は最高に美味しいです。

ジヴァグラムに来たからには思いっきりトリートメントを受けたいもの。

私はアビヤンガ、ポテリ(ピンダスヴェーダ)、シローダーラの鉄板メニューでした。体が喜んでいます。ほかの施設のことはわかりませんが、ジヴァグラムのアビヤンガのオイルの温度はちょっと高め。体にオイルが流れた瞬間は「アチッ」と思うこともありますが、2秒後には適切な温度に落ち着きます。あ~、ごくらく、ごくらく。

いつもは1度目のシローダーラでは脳は冴えていますが、今回は初回のシローダーラから脳はリラックスして思わず寝てしまいました。あ~、ごくらく、ごくらく。

短い滞在でしたが、アーユルヴェーダの世界観を具現化したジヴァグラムでのヒーリングプログラムを堪能した私でした。

Jivagram 
https://jivagram.in/

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