世の中ヘンです。「なにかがヘン」という説明のつかない感覚は多くの人が抱いているのではないでしょうか（私の勝手な推測ですが）。
昔から「人心が乱れると、天災、疫病、戦争がやってくる」と言われています。アーユルヴェーダの古典教本では「為政者が乱れると、神はその国の臣民をも見放す」と書かれています。それは困ります。民が悪いことをしたわけではないのに。為政者の乱れを放置していた民にも責任がある、ということでしょうか。
いまや「天災、疫病、戦争」の3点セットが見事に揃っています。
心がかき乱される現状は、アーユルヴェーダがめざす方向と真逆にあります。アーユルヴェーダが目指すのは「心の平安」です。アーユルヴェーダが言う「幸福」とは「心が静かに落ち着いている状態」を差します。宝くじで10億円が当たったことが幸福ではないのです。いまの世界の状態は、心が静かに落ち着いている状態ではありません。コロナによる経済不安や孤独感の増大に加えて、戦争不安です。
なんか絵に描いたように出来過ぎですね。
しかし、アーユルヴェーダを学ぶ者に幸あれ！アーユルヴェーダは心を静かに保つ方法を教えてくれます。
アーユルヴェーダのホームレメディも病気を治す生薬も大事ですが（ジヴァ・ジャパンでも病気を治すための「スワスタ・プログラム」を進めています）、最も大切なことはアーユルヴェーダの智恵によって心を静かに保つノウハウを得ることにあると思います。
まずは、食品添加物が満載の加工食品を避けて新鮮なものを食べ、水やデトックスティーを摂り、ヨガ・プラーナヤーマを行い、自己の内部をみつめる時間をつくりましょう。
そこから新しい「自分」が始まります。
写真はジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクールにいらっしゃるアーユルヴェーダの神様、ダンヴァンタリ神です。
