ヨガのアーサナと瞑想で認知機能の低下を防ぐ

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私の生まれながらの体質(プラクリティ)はカファが優勢です。カファだけではなく、カファ・ヴァータかカファ・ピッタです。「どっちやねん」という声が聞こえてきそうですが、自分でも今一つわかりません。

感情に溺れず、理で考えるタイプなのでカファ・ピッタかとも思いますが、体の乾燥を考えるとカファ・ヴァータかもしれません。体の乾燥は年齢によるものですが・・・

いずれにしても、重い腰を上げるのに時間がかかる半面、腰を上げたら長続きします。カファの特徴です。

「ヨガのアーサナを朝食前にする!」と決めてから5-6年たちます。もっとかな。決めたら長続きします。いまではすっかり習慣になっているので、洗顔のあと白湯を飲み、ヨガマットを出し、アーサナをするというルーティンはまったく苦になりません。

その代わり、毎日のアーサナはいつも同じです。これもカファらしい(笑)。アーサナに続いてプラーナヤーマ(呼吸法)と数分の瞑想を行います。全体で30分くらいです。毎日なので長々とはしません。

ヨガは認知機能の改善に非常に効果があることが分かっています。筋肉を動かし、呼吸で脳に多くの酸素を取り込み、瞑想で脳の機能を改善するのですね。

アーサナ・瞑想と脳機能改善効果については次のような研究があります。

ブラジルのアルバート・アインシュタイン病院のエリーザ・コザサ博士ら研究チームが、ヨガを実践する高齢の女性たちを対象に脳のMRI検査を行いました。身体的な活動量が同等で、ヨガを行っていない同年代の女性たちと比較しました。

その結果、ヨガを実践している層はそうでない層と比較して、左脳の前頭前野の容積が大きいことが明らかになりました。これは、左脳の前頭前野の萎縮が予防された可能性を示唆しています。

アーサナ・瞑想を行うことで、集中力の改善や自律神経のバランスを整える効果が認められています。認知機能の低下を防ぐため、アーサナと瞑想を組み合わせたヨガを実践することは非常に有効であることを改めて確認しました。

日本は超高齢社会。ヨガの普及はとても大切ですね。

★加藤幸雄先生とアーユルヴェーダ聖典『チャラカ・サンヒター』を読む会 (毎月第1水曜日)

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