伝統医学としてのアーユルヴェーダには8部門あります。
- カーヤ・チキツァー:内科
- シャーラーキヤ・タントラ:鎖骨から上の専門科(耳、鼻、喉、目、口の病気)
- シャルヤ・タントラ:外科学
- アガド・タントラ:毒物学
- ブータ・ヴィディヤー:鬼神学(心理学に関係する病気や悪魔にとりつかれたような病気を扱う)
- カウマーラブルティヤ・タントラ:小児科学
- ラサーヤナ:強壮学(若返りの治療)
- ヴァージーカラーナ:強精学(性科学)
このうちラサーヤナ・チキッツァは若返り・リバイタライゼーションを目的とした部門です。
これ大事。
心身の強化、免疫強化、オジャス増強、バイタリティー強化、意思力・決定力の強化、長寿、記憶力強化、知力強化、肌の色ツヤや声の改善、身体器官と感覚器官の強化を目的としています。
元気に年を重ねる上でとっても大事。
ラサーヤナ・チキッツァの中に「メッディヤ・ラサーヤナ」という分野があります。「メッディヤ」は知力や認知の意味。「メッディヤ・ラサーヤナ」は知力や認知力を若返らせることを目的とした治療です。
おお、大事!
アーユルヴェーダの生薬には脳の強壮作用や脳細胞を若返らせるものがあります。
アーユルヴェーダの生薬は頼もしい!
脳神経の疾患や精神疾患は記憶力の低下、認知機能の低下、心の働きの低下などを伴う場合が多くみられます。メッディヤ・ラサーヤナはこうした知力面の改善に効果があるとされています。
メッディヤ・ラサーヤナに使われる主な植物を挙げてみましょう。
▶ブラフミ―(ブラーミ)
沖縄・石垣島のもだま工房さんのサイトにはこう書かれています。
「知性を高め、長寿を促し、記憶力を増し、老化や老衰を遅らせます。免疫機能を高め体内を浄化し栄養を補給し、副腎を強めます。同時に、血液を浄化し、湿疹や疥癬だけでなく、
ハンセン氏病や梅毒などの慢性の皮膚病にも特効があります。」
詳細はこちら⇒
ご希望の方はもだま工房さんやジヴァ・ジャパンにご連絡ください。ジヴァ・ジャパンで取り扱っているのはインドのジヴァ・アーユルヴェーダ製です。
▶甘草
中枢神経系の血流を改善し、薬剤投与による認知症に伴う学習能力や記憶力の低下を改善します。甘草はめちゃくちゃ甘い!ヴァータ体質の人は甘草の甘さが好きと言い、カファ体質の人は苦手だと言います。甘草はピッタを鎮めるので、消化器の不調にも効果があります。
▶グドゥチ(ギロエ)
学習能力・記憶力を高め、抗ストレス作用もあります。認知力も高めます。IQを高めるそうです。コロナ禍においてインドではグドゥチが大注目です。免疫を強化するからです。ただ、日本では簡単に入手できないので個人輸入をするとよいでしょう。
▶シャンカプシュピ(蝶豆)
社会的孤立に伴う不安症の改善に効果があるとされています。脳細胞・脳神経を強くします。アーユルヴェーダではストレス過多やメンタル不調によく処方されます。
★Dr.パルタップ・チョハン・ウェビナー★女性の生涯にわたる健康と美とウェルビーイング(3/12, 3/19)
★Swastha Program~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合