アーユルヴェーダセラピストはサトヴィックを目指す

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今期のアーユルヴェーダセラピストコースが終了しました。最終日には実際のお客様をお迎えして施術をします。練習中と違って、初めてお会いする方の施術をするので勝手が違います。細身の方も体格のよい方もいらっしゃいます。

今回は変則的な事態が発生しましたが、生徒さんは練習してきた流れと異なる事態にも落ち着いて対応できました。練習を積んできた賜物です。

6カ月間練習を続ける中で、生徒さん達の気持ちは未来に向かって輝いたり、ちょっと不安になったりします。手技を覚えられないと「私はセラピストに向いていないのではないか」と不安になります。しかし、最終的には全員、手技を覚えることができるようになります。最終日にはお客様がハッピーになることで高揚感に包まれます。

アーユルヴェーダセラピストにとって大切なのは、お客様にハッピーになっていただくこと。アーユルヴェーダのオイルトリートメントには、体だけでなく心を幸福感で満たす効果もあります。

そのためには、セラピスト自身が心穏やかである必要があります。セラピストの心がラジャシックやタマシックになっていては、お客様の心を幸福感で満たすことはできません。セラピストの感情は手をとおしてお客様に伝わります。手は感情を伝えるので、ラブラブのカップルは手をつなぎたくなりますよね。手をとおしてラブラブの感情が伝わってくるからです。

アーユルヴェーダセラピストもアーユルヴェディックカウンセラーも、自分自身がサトヴィックに近づくように努めることが必要です。自分の心が乱れていては、人の心を静めることはできません。

かつて行ったドクター・パルタップの脈診セミナーでは、時間の1/3が脈診をする側の心得と態度についての話で占められていました。アーユルヴェーダにかかわるとは、そういうことなのです。

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