当校の「アーユルヴェディック栄養学コース」では、最終日に生徒さん達にメニューを考えてもらって料理を作ってもらいます。私は見ているだけ(笑)。
12月なので総じてヴァータを鎮める料理でした。根菜類を活用した滋養豊かなメニューでした。
メニューは
ビーツのプラオ
パンプキンとムング豆のスープ
焼いたファラフェル
ホウレン草とじゃがいもとレンコンのサブジ
ベッサンとデーツのラドゥー、でした。
栄養学コースでは伝統的な調味料以外、加工調味料を使わないので、すべてナチュラルです。
ナチュラルな食事は体と心をリラックスさせます。化学的製法で作った加工食品は独特の臭いがあり、体と心にストレスを与えます。コロナ前には夜に電車に乗ることが多かったですが、車内にはなんとも言えない臭さが充満していました。お酒とは違う臭い。食品添加物とアーマ(体内毒素)の臭いに違いないと想像したものです。
アーユルヴェーダを学んでいる人にとっては当たり前ですが、普通、体がなにから作られるかをあまり考えませんよね。
細胞は食べ物から作られています。
「当たり前だろう」と言われそうですが、これを真剣に考えている人はあまり多くないと思います。マックフライポテトのMサイズとLサイズの販売を休止すると発表されると長蛇の列ができたそうです。あれはトランス脂肪酸の塊。そのことに頓着せずフライポテトを求めるのは、細胞が食べ物から作られていることを教わっていないからでしょう。
一方、アーユルヴェディックな食事はナチュラルです。細胞を滋養してくれます。出来上がった料理は美味しかったですよ。ファラフェルを揚げなかったのは、アーユルヴェディック料理は基本的に揚げ物を好まないから。だから「ファラフェル風パテ」って感じかな。ビーツのプラオも美味しかった!レーズンとカシューナッツの甘味がいい感じで、ヴァータを落ち着かせてくれます。
アーユルヴェディックな料理は動物性食品を使わなくても滋味があり、体と心を滋養してくれます。