私たちには私たちのアーユルヴェーダがある

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私は時々ジョーティシュ(インド占星術)の通訳もしています。占星術師はインド人。代々の占星術師の家系らしく、よく当たると評判です。ジョーティシュに「当たる」という表現が妥当かどうかはわかりませんが・・・

代々の占星術家系だけあって、良くない星回りから予想されるネガティブな出来事を回避するための、あるいは予想されるポジティブな出来事を確実なものとするためのレメディーをいろいろアドバイスしてくれます。

レメディーにはびっくりさせられることがあります(最近は慣れましたが)。ある時のレメディー。「カレと結婚しても離婚するだろう。それを回避するために、まずは木と結婚しなさい」には驚きました。「えっ?えっ?えっ?」と私。その後、インド便の機内で映画を観ていたら、占星術師が主人公に木と結婚することを勧めるシーンがあり、ようやく納得したのでした。

今日もジョーティシュの通訳をしました。占星術師はクライアントさんに「ガンジス河の水とGOMUTRAを混ぜたもの」を飲むようにアドバイスしました。GOMUTRAってなんだろう?ネットで調べるとなんと牛の尿!アマゾンで売ってます!殺菌しているのかもしれませんけどね。インドの占星術師なのでこういうアドバイスもありなのだろうと思います。

しかし、アーユルヴェーダに対する私の考え方はこれとは異なります。私の師匠であるドクター・パルタップの考え方も私と同じです。日本には日本の、というか国際的に通用するアーユルヴェーダの普及が必要だと思っています。

たとえば、アーユルヴェーダの一部門であるラサシャストラ。金属を加工してクスリにするアーユルヴェーダの学問です。水銀も有害物質を取り除いてクスリにします。そのノウハウをアーユルヴェーダは持っているのですが、国際的には通用しません。アーユルヴェーダのクスリには水銀が入っていると非難されることがありますが、それは無毒化した水銀だろうと思います。しかし、国際的に受け入れられる原材料でなければアーユルヴェーダは国際的に普及しないだろうと思っています。

インドにしかない材料を使ったほうがありがた味が増すような気がしますが、アーユルヴェーダはそうではないと思います。私たちが毎日食べる食事や生活スタイルがアーユルヴェディックであることが大切だと考えています。

ドクター・パルタップはポテリ(ハーブボール)の中身についても、日本で手に入る材料を勧めています。

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