日本は肥満の人が少ないと言われています。20代の女性はむしろ低体重が問題になっています。厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、20歳以上の人の肥満の割合は2018年で男性32.2%、女性21.9%となっています。
年代別にみると、男性は50歳代が肥満率トップで37.2%、次いで40歳代が36.4%となっています。一方、女性は年齢が上がるにつれて肥満率が高くなり、70歳以上で27.7%と最も高くなっています。
肥満度(BMI)は「体重kg ÷(身長m)2」で計算します。これで割り出される数値が18.5未満なら低体重、18.5~25なら普通体重、25以上が肥満に分類されます。
日本全体でみると肥満問題は少ないとはいえ、個人ベースでみると、体重を落としたいと切望している人はたくさんいます。そのために多くの人がダイエットを試みたり、スポーツクラブに通ったり、ライザップのメンバーになっています。余談ですが、Facebook友達になっている人の投稿が久しぶりに流れてきました。投稿した人のお名前は間違いなくその人なのですが、写真はどこからみてもその人とは似ても似つかない、若々しく筋肉が引き締まった女性でした。「えっ、この人だれ、だれ?」と驚いて彼女の投稿をさかのぼると、どこかのジムでシェープアップに励んだ結果、信じられないほどに筋肉がついてスリムになり、若々しくなったのでした。自信にあふれて輝いていました。
こうした努力は大いに結構。これにハチミツとシナモンの力を加えると、シェープアップはさらに効果的に達成されるかもしれません。
ハチミツの力
ハチミツには注目に値する効果があります。
●カファとヴァータを取り除くKapha & vata dosha har,
●喘息や咳を取り除くshwasa kasa hara
●脂肪を取り除く medho hara
●傷を治す vrana ropana
アーユルヴェーダでは、ハチミツは増悪したカファを減らすと考えられています。カファドーシャの増悪は肥満の主な原因です。加えて、ハチミツには代謝をアップし、脂質を減少させる効果(lekhan)により余分な脂肪を取り除く効果があります。
シナモンの力
シナモンも素晴らしい健康効果があります。
●消化の火を強くする Dipana,
●抗炎症作用 vedanastapak,
●アーマを燃やす pachana,
●呼吸器疾患を改善するrajyakshma nashaka,
●強肝作用 uttejaka
アーユルヴェーダではシナモンはスーパーフードと考えられています。アグニを強めるためカロリーを燃やし、代謝をアップします。
シェープアップを支えるハチミツとシナモンのホームレメディ
1.毎朝ハチミツ小さじ1とシナモンパウダーを混ぜて食べる。
2.起床後ただちにハチミツとショウガの絞り汁またはジンジャーパウダーを混ぜて食べる。
3.毎朝、40度以下のぬるま湯にハチミツとレモン汁を加えて飲む。シナモンを加えるとパワーアップ。
4.食事にシナモンパウダーを使う。豆料理やカレーに加えてみてください。
5.サラダやスイーツにシナモンパウダーを振りかける。
6.シナモンウォーターを飲む。
私は毎朝、小鍋に牛乳、水、シナモンパウダー、ターメリックパウダー、カルダモンパウダーを入れ、沸騰させてから飲んでいます。目的はストレスを感じないように心を穏やかにすることですが、結果的に脂肪をとっているのですね。
体重を減らしたい方はハチミツとシナモンのホームレメディをお試しあれ。
★ジヴァ・アーユルヴェーダドクターによるオンラインコンサルテーション