血糖値を下げるダブル効果の紫菊芋とフェヌグリークのスパイス煮

アーユルヴェディッククッキング

ここ数年、菊芋がブームです。血糖値を下げるスーパーフードとして脚光を浴びています。日本では糖尿病罹患者と糖尿病が疑われる人を合わせると2000万人にのぼると推計されています。糖尿病は恐ろしい病気です。症状が現れにくいので放っておくと、腎臓障害、失明、足の切断などの厳しい状態に見舞われます。認知症は第3の糖尿病ともいわれています。

糖尿病に罹っている人や糖尿病予備軍の人は血糖値を抑えなければなりません。高脂肪・高カロリーの食事を改め、新鮮な野菜や穀物、海藻、良質なたんぱく質などの食事が必要です。菊芋ブームは血糖値が高い人が多いことの裏返しなのかもしれません。

菊芋は名前に「いも」がついていますが、「いも」ではありません。ヒマワリの仲間だそうです。菊芋にはイヌリンと呼ばれる一種の食物繊維が15%も含まれています。その分、カロリーを押し上げるデンプンの含有量が少ないのです。低カロリーです。イヌリン含有量が多いために、①腸内環境の改善効果が高く、②血中の中性脂肪を低減し、③血糖値を下げるという、現代人にありがたい健康効果が備わっています。

一般的な菊芋よりさらにパワーアップしているのが紫菊芋です。イヌリン含有量は一般的な菊芋より18%も多いのだそうです。私は出雲で栽培されている無農薬の紫菊芋を購入しました。無農薬なので皮ごと食べられます。普通の菊芋より柔らかくホコホコしています。

ここで購入しました。
野津 健司 | Facebook

私は血糖値が高いわけではありませんが、血糖値を思いっきり下げるレシピにしてみました。ダブル効果を狙ってフェヌグリークシードを使いました。フェヌグリークシードも血糖値を下げることで知られています。

作り方は簡単です。

無農薬の紫菊芋をよく洗い、メタルたわしで泥をよく落とします。皮も多少むけるのでいい感じ。食べやすい大きさに切ります。

お鍋にオリーブオイルを入れ、クミンシード、ヒング(なくてもよい)、フェヌグリークシードを入れます。色づいたらコリアンダーパウダーとターメリックパウダーを加えます。

紫菊芋を入れて炒めます。水をひたひたくらい入れ、塩も加えて煮ます。菊芋の味を楽しみたいので、塩味は強くないほうがいいです。高血糖はカファが多い人がなりやすいので、塩分は少ないのが鉄則です。水がなくなりかけたら火を止めます。私は最後にギーを若干加えました。素朴だけれど香りが高いレシピです。

まさに医食同源ですね。

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#紫菊芋

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