暑いですね~。7月末まで梅雨が続いていて比較的気温が低かったので、ここ数日の暑さはこたえます。アーユルヴェーダは季節に応じて食べ物を変えるように言っているので、私も変えました。季節に応じて食べ物を変えるのは日本の大切な食文化です。日本はアーユルヴェディックな文化の国です。
通常は、我が家は7月からスイカを食べるのですが、今年は7月いっぱい比較的気温が低かったのでスイカを食べる必要がありませんでした。さらに、コロナ禍になってから食品の買い出しは5日以上もしないので、スイカを買うチャンスがありませんでした。食べ物のまとめ買いをするのでムチャクチャ重いのです。そのせいでアロエベラも割を食っています。うちの近くのスーパーではいつもアロエベラを売っているのですが重いので、最近は泣く泣く買っていません。
しかし、この暑さ。さすがにスイカが食べたくなりました。スイカは冷性の代表格の食べ物です。東の横綱はキュウリ、西の横綱はスイカです。スイカは甘味が強く、水がたっぷり。超冷性の食べ物です。ピッタを鎮めるのにベストです。ヴァータにもいいですよ。甘味は冷性と重性です。ヴァータには冷性は適しませんが、重さと水分があるのでよいのです。昔、スイカに塩をかけて食べる習慣がありましたが、ヴァータには良い食べ方ですね。ピッタには不要です。スイカはカファにはあまり適しません。甘味と水分はカファをさらに増やします。塩をかけるとさらにカファを増やしちゃいます。
今日は数年ぶりにそうめんを食べました。ここ数年来、できるだけ小麦粉食品を食べないようにしていたのです。別に小麦不耐性でもないのですが、グルテンの摂取をできるだけ抑えようと思ってうどんやパンを避けていました。
しかし、春の外出自粛でうどんを解禁しました。うちの近くのスーパーに美味しい伊勢うどんをみつけたからです。パスタも解禁しました。その流れで今日は数年ぶりにそうめんを食べたのです。久しぶりのそうめんは美味しかったです。
「有機」という文字に魅かれて買ったそうめんのつゆが通常の味と違うので、ラベルをみると「ビーガン用」と表示されていました。よかった!
さて、ここで質問。
そうめんと冷麦は似ていますが、何が違うのでしょうか?ヴァータ体質に適しているのはどちらでしょうか?
そうめんと冷麦の違いは油を使っているかどうかです。そうめんは表面に油が塗られています。冷麦は油が使われていません。ヴァータ体質にはそうめんのほうが適しています。ヴァータ体質は油分が必要です。そのほうが重さがあるのでよいのです。薬味としておろしショウガを使うのもいいですね。油とショウガが体の冷えを防いでくれます。
一方、冷麦は油を使っていないので、ピッタに適しています。油を使っていない小麦粉なので体の熱をとってくれます。冷性のキュウリを添えて食べるといいです。ビーガン用めんつゆを使うといいでしょう。
カファ体質には冷麦やそうめんも適しません。小麦はカファに重すぎるからです。食べるなら冷麦をショウガたっぷり添えて食べるのがいいですね。冷麦より蕎麦がいいです。
アーユルヴェーダの食養生は体質によって違います。ゲームのように面白く、アタマを使います。そこがアーユルヴェーダの素晴らしさです。