台風が居座っています。
太平洋側から雨雲が次から次と日本列島を襲っています。
九州は大変な状態にあるようですが、関東も土砂降りです。
多摩川が決壊したらエライことになります。
無事に台風が過ぎ去りますように。
今の天気は梅雨末期のような状態です。
日本の季節の順番は「雨季(梅雨)→夏→秋」です。
インドの季節の順番は「夏→雨季→秋」です。
日本の今の長雨は、インドの「夏→雨季→秋」のような状態です。
そこで、いつもの謎が私の頭をよぎりました。
アーユルヴェーダ古典書は、季節によって各ドーシャが蓄積したり、増悪したり、落ち着いたりすると言っています。
これは、健康な人であっても、季節によってだれでもこのようにドーシャが変動する、という意味です。
ライフスタイルや食事の間違いによって起きるヴィクリティと異なる、季節の変化とともに起きるドーシャの変動のことを指しています。
それによると、「夏にはヴァータの蓄積が始まり(サンチャヤ)、雨季にはヴァータが増悪し(プラコーパ)、秋になるとヴァータは落ち着く(プラサーマ)」と言われています。
ふ~ん、解せません。
ヴァータは冷たい、乾燥した質。
普通、秋から冬にかけて増悪すると考えられています。
だから、多くの人が「10月になると肌が乾燥する。ヴァータが増えるのね」と言います。
ところがアーユルヴェーダ古典書は「夏にヴァータ蓄積→雨季にヴァータ増悪→秋に鎮静」と言っているのです。
暖かい季節にヴァータが悪化する?
どうして???
先述したように、現在の長雨はインドの雨季のような状態です。
夏の熱が体の中にたまっています。
体の中では夏の高気圧の影響も受けているでしょう。
そころが、ここ数日の大雨で、暑さと湿気と冷気が混在して、体に不快な変動をもたらしています。
体は低気圧の影響を受けるようになりました。
インドの雨季における人々は、こういう変動と不規則の影響を受けているのでしょう。
その一端が、今回の日本の長雨によってわかったような気がしました。
だからと言って、「夏にはヴァータの蓄積が始まり(サンチャヤ)、雨季にはヴァータが増悪し(プラコーパ)、秋になるとヴァータは落ち着く(プラサーマ)」の謎が全部解けたわけではありません。
やはり謎は謎です。
古代の季節の実態は今と違っていたのでしょうか。
謎は続きます。
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