カファシーズンの食事

アーユルヴェディッククッキング

日本の3月はカファ(カパ)が増える季節です。

わざわざ「日本の3月」と書いているのは、場所によって季節が異なるからです。

南半球だったら季節が違いますね。だから「日本の3月」と書きました。

日本の3月は寒さがゆっくりと和らぎ、湿り気が帯びてきます。

それに伴って体内のカファが表面に出てきて、外気の湿度と相まってカファ性の不調が現れやすくなります。

その代表が花粉症ですね。

寒い間はアグニ(消化の火)が強いので、チーズやヨーグルトなど重い物を食べても消化できるのですが、3月に入るとカファが増悪(プラコーパ)しやすくなるので、食事の内容をカファ対応に変える必要があります。

花粉症や鼻炎の症状が春にひどくなる人はカファ対応の食事を心がけましょう。

(高齢でヴァータが高レベルにある人は、温かくなってきた3月もヴァータ鎮静メニューを基本におくといいです)

昨日は当校「アーユルヴェディック栄養学コース」でカファ鎮静メニューの食事をつくりました。

バスマティライスとキヌアのピラフ
大根ス―プ
アズキとひじきのスパイス煮
苦味の青菜のお浸し

この季節にはどなたにも「大根ス―プ」がおススメですよ。

必要なのは「腕力」だけ!

一人あたり約1カップの大根おろしを用意し、それを焙煎ごま油で炒めて、水と大根おろしから出た水分で30分煮るだけ。

塩、ショウガ、クミンシード、オレガノで味をつけるだけのチョー簡単スープです。

しかし、大根の甘味が引き立つデトックススープです。

大根には「キレート作用」があります。

キレート作用とは、体内の重金属を排泄する作用のこと。

冬の間にため込んだアーマ(毒素)や重金属を排出してスッキリした体にしたいものです。

この大根スープは肝臓や痔疾にもいいです。

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