昨日の投稿でも触れたように、アーユルヴェーダは食養生を非常に重視しており、病気の治療の一部としても重要な位置づけにあります。
ジヴァ・アーユルヴェーダのドクターのコンサルテーションを受けると、詳細なダイエットチャート(食品チャート)を送ってきます。
食品群別に、①摂ってよい食品、②時々なら摂ってよい食品、③摂ってはよくない食品に分類されています。
もちろん病気の状態によりますが、「牛乳は摂ってよい、ヨーグルトは摂ってはダメ」と分類されているケースが少なくありません。
先日、脳に問題がある患者さんに送られてきたダイエットチャートにも「牛乳は摂ってよい、ヨーグルトは摂ってはダメ」と記載されていました。
同じ乳製品なのにどうして違いがあるのかとドクター・パルタップに聞いてみました。答えは、
「牛乳は脳細胞を滋養するが、ヨーグルトは脳を曇らせる」だそうです。
牛乳
牛乳については、日本人には合わないという見解もあり、ご自分の信条に従うのがいいと思いますが、もし牛乳を飲むなら質の高いものを飲みましょう。
おススメは「A2ミルク」です。
A2ミルクとは、A2カゼインのみを含んでいる牛乳のこと。カゼインは牛乳に含まれているタンパク質で、A2タイプのカゼインは人間の体に悪さをしないといわれています。
牛乳は基本、沸騰させてから飲みます。ショウガ、シナモン、ターメリックなどのスパイスを加えると消化しやすくなります。
乳製品はカファを増やすので、カファ体質の人あるいはカファが増悪している人は、スパイスを加えて、水で希釈したホットミルクを少量飲むにとどめましょう。
ヴァータ体質とピッタ体質の人は飲んでいいです。
ヨーグルト
ヨーグルトは消化に重い食品です。カファを増やすので、鼻水や痰などの粘液を増やします。
朝は粘液が出てくる時間帯なのでヨーグルトを食べるには適しません。日が高くなってから食べましょう。
ヴァータ体質の人はヨーグルトを食べていいですが、ピッタ体質の人にとっては酸味の強いヨーグルトは適しません。
いずれにしてもヨーグルトは少量にとどめたほうがいいです。
日が沈んだらヨーグルトは食べないことです。
★ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクールは2023年7月-12月期本コース受講生を募集しています。
●アーユルヴェーダ・ベーシックコース
●アーユルヴェーダオイルマッサージトリートメント専門家養成コース
●アーユルヴェディック栄養学コース
★Swastha Program~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合