私は読んでいませんが、村上春樹の小説「1Q84」にはこういう件(くだり)があるそうです。
「肉体こそが人間にとっての神殿であり、たとえそこに何を祀るにせよ、それは少しでも強靭であり、美しく清潔であるべきだ。」
この文章がストンと腑に落ちました。
アーユルヴェーダ(ヴェーダ)では「人間の体の内部には自分の本質であるアートマが存在しているが、身体と触れあうことはない」と考えられています。
わかりにくいです。
しかし、村上春樹の文章はよくわかります。まさにヴェーダ的です。
そこで思い出されるのがヨーガ・スートラの八支則です。
ヨーガが最終的に目指していることは魂と宇宙の大いなる魂が統一されること。これをサマーディ(三昧)といいます。
しかし、今日ヨーガを習って明日サマーディに到達することはできません。
8段階を経てサマーディに到達しようと言っているのです。
その第二段階目が「ニヤマ」です。人間としてやるべきことを説いています。
1.清浄
2.足るを知る
3.苦行・自己を律する
4.自己の研究
5.信仰
1番目の清浄とは、自分の身体を清潔にすることと、身の回りも清潔にすることなのです。
これはお風呂に入って体を清潔にするということに留まりません。
食べるものも清潔であること。なるべく添加物を含まないナチュラルな食べ物を摂りたいものです。
五感から入ってくる情報も清潔なものでありたいです。
もちろん生きている限りはきれいとは言い難い情報も受けとめなければなりませんが、清潔ではない情報に過剰に接触するのは避けたいものです。
アーユルヴェーダでは思考の清潔さも求められています。
身体と心を清浄にすることによって、アートマを宿す住処(身体)が整うのです。
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