アーユルヴェーダは「幸福とは、執着や欲望がなく心がリラックスしている状態」といっています。3億円の宝くじが当たった状態が幸福なのではなく、お金への欲望がない状態が幸福だというわけです。
お金が幸福をもたらしてくれるわけではなのです。もちろん一定程度のお金は生きていく上で必要です。しかし、お金があればあるほど幸福度が増すかといえば、そうではないことが調査で明らかになっています。年収が840万円程度まではお金と満足度は連動しますが、それ以上になると連動しなくなることがわかっています。お金と幸福度は連動しないのです。
人はどうなったら健康度と幸福度を高められるのでしょうか。
ハーバード大学は75年にわたって幸福度とその要因について調べ続けました。結果、次のような結果にたどり着きました。
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」
なんと本質的でシンプルでしょう(シンプルだけどむずかしい)。
逆に言えば、いい人間関係がなく、孤独な人は病気になりやすく、早死をする・・・ということです。
さらに健康と幸福の条件が明らかになっています。
人間は他人のために行動すること、つまり「利他的行動」をすることが自分の幸福につながることが実験によって示されました。
自分のためにお金を使うより、人のためにお金を使う方が幸福になります。直接知っている人のためにお金を使うのでも、知らない人のために寄付するのでも、どちらも幸福感を得られるのだとか。
そう考えると、インド占星術師がよく「貧しい人に寄付をしなさい」という真意が理解できます。寄付をすることは徳を積む行為でもあるし、寄付をすることによって幸福感を得られるという面もあるのです。
アーユルヴェーダに携わっている人は、他人のために尽くしている人達ばかりです。真摯に人の健康と幸福を願っています。それが自分の健康と幸福をもたらしてくれているのです。
見方によっては、自分が健康で幸福であるから、他人のために尽力できる余裕があると言えなくもありません。どちらが先か後かは問題ではなく、自分の健康と幸福は人の健康と幸福につながっているということです。それが地球や宇宙の真理なのだと思います。
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