当校では無期限でアーユルヴェーダ古典教本『チャラカ・サンヒター』を読む会を開催しています。教えてくれるのは加藤幸雄先生です。膨大なテキストはいつ終わるかわかりません。
ここで質問。
アーユルヴェーダの最高の教科書はなんでしょうか?
アーユルヴェーダの代表的な古典教本といえば「チャラカ・サンヒター」「スシュルタ・サンヒター」「アシュタンガ・フリダヤム」などがあります。迷いますね。
答えはあなたの体です←と上馬塲和夫先生が言われました。
まさにそうですね。アーユルヴェーダは自然を扱っています。人間の体や心も自然に反応します。自分の体や心に現れる不調や変化は自然の変化を映した結果ととらえることができます。いまは春が始まる時期。寒さから温かさに移行する時期には大気中に水が増えます。それが自然です。私たちの体も自然なので体内に水が増えます。私の体も自然の一部なので足に若干水が増えています。消化力も若干落ちています。自然だなぁ~。だったら体の中の水のバランスをとるために、水を減らす食べものを心がけたり、運動すればよいのですよね。私はここのところなんだか忙しくて運動不足になっています。免疫を強化するためにも運動は必須なのでマズイ!ヨガは毎日していますが、ウォーキングが不足しています。筋トレはほどほどにしています。運動はストレッチ、筋トレ、有酸素運動が必要ですね。
あなたが頭痛に悩んでいるなら、脳内に風が多いか火が多いことが推察されます。風か火のどちらがバランスを崩しているかを見立てたら、それを減らしてあげる方策をとるとよいのです。
現代人は自分の体調不良を医者任せにしています。しかし主役は、自分のことを一番知っている自分です。体調改善の主役は自分です。
アーユルヴェーダは自分が主役になる健康維持法を教えてます。医者に任せる場合と気合が違ってきます。医者に任せたほうがラクではあります。しかしそれでは自分が置き去りにされた感じになります。自分を主役に格上げしましょう。
自分の心身の変化をみると、人間の心身のことが明確にわかります。自分が最高のアーユルヴェーダ教科書です。
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