ごま油とココナッツオイルをデイリーケアに活かす

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気負うことなく日常生活にオイルのチカラを活用してほしいと思います。あくまでも毎日の生活の中での活用なので、インドやスリランカ産の特別な薬用オイルではなく、スーパーで買えるオイルの活用です。

アーユルヴェーダ的生活を実践している人にとってお馴染みのオイルうがい。コロナ禍が始まって以来、まじめに毎日行っています。「えっ、それまでは毎日していなかったってこと?」というツッコミが入りそうですね。その通り。以前は毎日は行っていませんでした。いまは毎日です。理由は、定期健診に長年行っている歯科クリニックが電車で50分くらい離れたところにあるからです。しかも都心ど真ん中。コロナの中で行く気になれず、かといって自宅の近くの歯科医に変える気もしないので、しっかりオイルうがいをすることにしました。使うオイルは太白ごま油。オイルを温める必要がないので、先の尖ったドレッシング容器にオイルを入れて、口を大きく開けて直接オイルに口に入れています。朝食を作りながら10分間口に含み、ときどき口を回しながら口腔内に満遍なくオイルが回るようにします。私は新聞紙にオイルを吐き出し、それを袋に入れて捨てています。野菜の個包装の袋やスーパーの透明袋を活用しています。オイルを吐き出したあとは、白湯で口の中をうがいしたりはしていません。なにせ無精者なので。10分間以上口にオイルを含んでいると、オイルが唾液と混ざってベタつきがなくなるので白湯でうがいしなくても全然気になりません。

ついでに言えば、私が通っている歯医者は20分間の歯磨きを(半ば)強制しています。いまは定期健診を休んでいますが、夜は歯間ブラシと歯磨きを合わせて20分を守っていますよ。

ごま油を鼻に入れるナスヤも励行しています。正式な療法としてのナスヤも定期的に行っていますが、日々の生活ではオイルを2-3滴鼻孔に入れる簡単ナスヤを実行しています。電車を使って外出するときには、帰宅後にごま油ナスヤを励行。鼻孔がオイルでカバーされるとウイルスは呼吸器に入っていかないそうです。大量のウイルスに暴露すると呼吸器に入ってしまうでしょうが、少量のウイルスだとオイルの粘性で奥に入るリスクが低減するのでしょう。これが科学的に証明されているかどうかわかりませんが、インドのAYUSH省はナスヤを勧めています。ナスヤに使うオイルは湯せんして温めてください。実行時間10秒!

セルフアビヤンガもウイルス感染を予防すると言われています。コロナウイルスは皮膚から感染することはありませんが、皮膚をオイルのバリアで守ることによって免疫力が高まると思います。私はごま油ベースの薬用オイルを使っていますが、普通の太白ごま油で十分です。使う量はヘッド分を除くと大さじ1杯分より少ないです。ほんとにササっとオイルを塗ってさする程度。時間をかけると長続きしません。そこは適当に。

さらにココナッツオイルも使っています。12月に突然「汗疱」という主婦湿疹に罹りました。汗疱は手のひらの汗腺がつまって水泡ができる皮膚疾患です。足の裏にもできます。私の症状はチクッとした痛み。皮膚疾患には冷性のココナッツオイルを使います。手を洗うごとにココナッツオイルを塗っています。朝と夜のお風呂のあとには手と足にたっぷりのココナッツオイルを塗ります。

ココナッツオイルの面倒な点は25度以下で固まること。毎回湯せんして溶かしてから使っていますが、その話を加藤幸雄先生に話すと「固まったまま使ったらいいじゃない」とあっさり。体温で溶けるというわけです。それに納得し、自宅以外では固まったまま使っています。持ち運びもラクだし。ココナッツオイルのせいか、痛みは緩和してきました。このまま治ってくれるとうれしいなぁ。

オイルうがいはアーユルヴェーダではごま油が使われていますが、口腔内カンジタ菌の増殖で口内炎が起きた場合にはココナッツオイルをおススメします。カンジタ菌は真菌。ココナッツオイルは真菌を死滅させるパワーが大きいのです。コロナ禍でストレスが増大すると免疫力が低下し、体の抵抗力が落ちます。カンジタ菌でお悩みの方も多いかもしれません。ぜひお試しを。カンジタ菌にはグルテンと砂糖を断つことが必須です。

ピッタが優勢でごま油では肌に痒みがでる人は、セルフアビヤンガにココナッツオイルを使うといいです。

温性のごま油と冷性のココナッツオイルを使い分けましょう。

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